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概日リズム性睡眠障害、交代勤務型(交代勤務性障害)
Circadian rhythm sleep disorder, shift work type (Shift work disorder)


交代勤務スケジュール下で働くことに関連する不眠や過度の眠気を主症状とする疾患です。交替勤務の形態は様々ですが、夜間シフトや早朝シフトの場合に睡眠障害を呈するケースが多いようです。総睡眠時間が不足している場合もあります。作業効率の低下、集中力の低下、事故の危険性増加などとの関連性を無視できません。


本疾患の罹患率は、人口あたりの交替勤務就業率に依存します。近代国家の労働人口のおよそ20%が交代勤務に従事しています。交替勤務による睡眠障害や日中の過度の眠気の正確な発症率は明らかではありませんが、夜間シフトに従事している全労働人口のおよそ2から5%が本疾患に罹患していると推測されています。


診断基準 (ICSD-2)
  1. 通常の睡眠時間にオーバーラップする就業スケジュールに時間的に一致して、不眠あるいは日中の過度の眠気が認められる。

  2. 少なくとも1ヶ月以上にわたる交代勤務スケジュールに従事している。

  3. 少なくとも7日間の睡眠日誌あるいはアクチグラフによる記録により、概日リズムと睡眠時間の不適合が実証できる。

  4. 睡眠障害は、他の睡眠障害、身体的あるいは神経学的疾患、精神疾患、投薬の影響、物質使用では説明できない。

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