パーキンソン病に罹患していますが、日中の眠気に悩まされています。パーキンソン病の症状として日中の眠気は一般的なのでしょうか?


パーキンソン病における日中の眠気が注目され始めたのは比較的近年になってからです。海外でパーキンソン病患者が突発的睡眠(睡眠発作と呼ばれるものです)に襲われ交通事故を起こす症例が相次いだため大規模調査が実施され、パーキンソン病患者の運転中の突発的睡眠とパーキンソン病の治療薬であるドパミンアゴニストとの関連性が指摘されています。

パーキンソン病でみられる日中の眠気の原因はまだ十分には解明されていませんが、治療薬の副作用だけではなくてパーキンソン病自体やその合併症が夜間睡眠に悪影響を与える可能性が考えられています。パーキンソン病では筋肉の硬直、寝返り困難、夜間覚醒などで睡眠の質が著しく低下し、むずむず脚症候群、レム睡眠行動障害、抑うつ症状などの睡眠に悪影響を及ぼす疾患を併発しやすいことも知られています。

また、パーキンソン病では、脳内の視床下部に存在し覚醒に重要なオレキシン神経系の働きが悪くなるために、眠気が強まる可能性も考えられています。パーキンソン病自体の療法と、合併する睡眠障害に対する薬物療法に加えて、日中の活動性を高めメリハリをつけて一日のリズムを整えることが進められています。

 

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