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ナルコレプシーの発症年齢と重症度との関連性について


(目的)
ナルコレプシーの発症年齢と病態の重症度との関連性について検討することを 目的としました。

(方法)
ナルコレプシー患者105名(男性44名、女性61名、平均年齢45.4±19.2、平均BMI 29.2±5.8)を被験者とし、臨床問診、スタンフォード質問票、エプワース眠気 尺度および反復睡眠潜時検査(MSLT)を実施しました。ナルコレプシーの重症度 は問診による患者の主訴、エプワース眠気尺度ならびにMSLTの結果から判断しま した。

(結果)
発症年齢と睡眠発作回数、情動脱力発作回数およびエプワース眠気尺度点数には 関連性が認められませんでした。ただし、発症年齢が若いほどMSLTによる睡眠潜 時が短くなる傾向が認められました。

高齢者では、BMI値が高いほど眠気が強い傾向が認められました。また、教育レベ ルが高い患者ほど主観的な訴えが強い傾向が認められました。その他では、喫煙 が入眠時幻覚の発症リスクを高めている可能性が示唆されました。

(結論)
ナルコレプシーの臨床的重症度は発症年齢と関連性がありませんでした。
(Nevsimalova S et al. Does age at the onset of narcolepsy influence the course and severity of the disease? Sleep Med, May 5 online, 2009)


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