2型糖尿病患者における睡眠時無呼吸の有病率

2型糖尿病の成人における睡眠時無呼吸の発症率および、共通因子の統計調査が実施されました。

(試験方法)
糖尿病の専門病院に一定期間に受診したすべての2型糖尿病の成人330人を対象とし、279人に対して評価を完遂できました。睡眠時無呼吸の評価は、経鼻カニューレからの気流をシングルチャンネル装置にて測定することにより実施されました。睡眠時無呼吸の重症度は、無呼吸・低呼吸指数(AHI)により定量化しました。

(試験結果)
2型糖尿病の成人患者において睡眠時無呼吸が高率に併存することが認められました。AHIが10以上の割合が48%、15以上の割合が36%、20以上の割合が29%でした。睡眠時無呼吸に関連した因子として、62歳以上、男性、BMIが30以上、いびき、などが認められました。

(結論)
睡眠時無呼吸は、高血圧、肥満、心血管病、インスリン抵抗性を含むメジャーな疾患に併存しやすいことが知られています。また、睡眠時無呼吸と2型糖尿病の発症しやすい因子が類似しています。今回の調査において、2型糖尿病患者において高率に睡眠時無呼吸が存在することが示されました。2型糖尿病患者における睡眠時無呼吸の存在を調べることは、意義のあることと思われます。
(Einhorn D et al., Prevalence of sleep apnea in a population of adults with type 2 diabetes mellitus. Endocr Pract; 2007; 13: 355-362)


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