目次に戻る 次へ進む

●ジェット時差症候群●


ジェット機などにより時間帯が異なる地域へ急速に移動することにより生じる、いわゆる時差ぼけです。睡眠障害国際分類第2版では、概日リズム性睡眠障害、時差型(時差障害)Circadian rhythm sleep disorder, jet lag type (Jet Lag Disorder) という疾患名で分類されています。


欧米などの数時間以上の時差がある地域に、飛行機で海外旅行した人の多くが時差ぼけを経験します。その理由は、時差のある地域へ急速に移動したことにより、体内時計が現地の時間とずれてしまうためです。


体内時計と現地時間とのずれのために、日中の過度な眠気、夜眠れないなどの症状が出現します。その他に、頭痛、疲労感、食欲の変化、抑うつ気分、イライラ感などの身体的もしくは精神的な症状が伴います。症状には個人差があり、多くの場合ではなんとかやり過ごすことが可能ですが、ひどい症状が持続する場合は睡眠専門医への受診が必要となります。


日本からですと、ヨーロッパ方面(西方)への飛行機移動よりもアメリカ方面(東方)への飛行機移動の方が、症状が強く出現します。時差ぼけの対処法は、一般的に西回りと東回りで異なりますが、個人差が大きいので、こうすれば絶対に時差ぼけにならないという方法はありません。ただし、以下のようなことに心がけることが大切です。


  • 出発日の2,3日前から十分な睡眠を確保する。

  • 飛行機に乗ったらすぐに現地時間に携帯や腕時計の時間を合わせる。

  • 必要以上に時差を気にせず、現地の時間に合わせた生活に心がける。

  • 現地の午前中に外に出て日光を十分に浴びる。


Copyright © 2006-2008 Kaminsho-Land All Rights Reserved.