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夜間ミオクローヌスと呼ばれていた疾患です。睡眠中に手足、特に下肢に不随意運動が周期的に出現する病気です。不随意運動とは、自分の意思とは無関係の運動で、自らの意思で制御することはできません。実際には、足の指の関節が甲のほうへ反る動きをすることが多く、ときには膝関節や股関節の屈曲を伴うこともあります。

この不随意運動の持続時間は0.5秒から5秒で5秒以上90秒以下の間隔で繰り返し出現します。睡眠のステージ1や2の比較的浅い睡眠時に多発するのも特徴です。不随意運動が出現しているときは覚醒脳波が現れ睡眠を妨げるため、不眠や日中の過眠をもたらします。むずむず脚症候群を伴うことも少なくありません。


発症原因は解明されていませんが、ドパミン系作動薬が効果的です。不眠として自覚されるのは重症の場合だけで、多くは本人が気づかないうちに夜間睡眠が障害されます。むずむず脚症候群と同様に高齢者に多い症状ですが、その病的意義づけには臨床判断が必要となります。
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