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●情動脱力発作(カタプレキシー)●


喜怒哀楽の感情が強く働いたときに、全身あるいは膝、腰、あご、まぶたなどの体の筋肉の力が突然抜けてしまう症状のことを情動脱力発作といいます。とくに、大笑いするなどのいい意味での感情興奮が生じたときに起こりやすいという特徴があります。


例えば
・ テレビを見ていて感激した。
・ 友達とおしゃべりが楽しく盛り上がった。
・ パチンコでフィーバーした。
・ 友達が誕生日パーティーをしてくれた。
・ 釣りで大物がヒットした。
など


情動脱力発作の症状の程度は、ろれつがまわらなくなる程度のものから、地面に崩れるように倒れてしまうものまで様々です。発作の持続時間は数秒から数分と短く、その後ごく自然に回復します。発作の頻度は1日に数回の方から、月に1,2回程度の方まで人によって異なります。


てんかん発作との相違は、てんかんの場合は発作時に意識が消失しますが、ナルコレプシーで出現する情動脱力発作は意識がはっきりとしており、筋肉に力が入らない以外に異常は認められません。


近年改訂された睡眠障害国際分類IIでは、情動脱力発作の有無により「情動脱力発作をともなうナルコレプシー」と「情動脱力発作をともなわないナルコレプシー」に診断名を分けるようになりました。
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